こんにちは!
小野晄子(おのあきこ)です。
「土用」(どよう)というと、夏というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
土用の丑の日のイメージが強いですよね。
「うなぎを食べる日でしょ?」
と思っている方も多いかもしれませんね!
実は「土用」(どよう)は、夏だけでなく、春、夏、秋、冬と年4回、1年に72日間あるのをご存知でしょうか?
この年に4回ある「土用期間」ですが、宇宙に特殊なパワーが満ち溢れる時期となります。
- 土用にはどんな意味があるの?
- 土用期間はどんなことに気をつければ良い?
- 土用の過ごし方のコツは?
などなど、土用について気になる方もいらっしゃると思いますので、
今回は、年に4回ある「土用」(どよう)について、運気アップするための過ごし方のコツや土用の活用法、また土用期間のNG事項などをご紹介します。
土用期間を上手に過ごしたいという方は参考にしてみてください!
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土用期間の意味
年に4回、1年の中で約72日間もある土用期間ですが、土用にはどんな意味があるのでしょうか?
土用は、「土を用いる」と書いて土用ですね。
土用期間は、「神様が土を用いる」とされている期間なんです。
神様が土を用いるから、人間が土を用いる時期ではないという考え方があります。(※こちらについては後述)
また、土用は、1月、4月、7月、10月と年に4回あり、それぞれ冬土用、春土用、夏土用、秋土用となりますが、冬土用が終わると節分が来て立春となり春が訪れます。
4月の春土用が明けると、立夏で夏が訪れます。
7月の夏土用が明けると、立秋となり秋となります。
10月の秋土用が明けると、立冬となり冬が訪れます。
このように、「土用は季節の変わり目」の時期でもあるのですね。
季節の変わり目ですから、気が混在し、気が乱れるという意味もあります。
季節の変わり目は体調を崩しやすい・・と言われたりもしますが、土用は季節の変わり目ですから、体調面でも不安定になりやすかったり、疲れが出やすいということもあるでしょう。
必ずしも体調を崩すとか、疲れが出るということではありませんので、必要以上に土用期間を忌み嫌う必要はありません。
土用にウナギを食べると良いは本当?
ちなみに、土用というと一般的には「ウナギ」のイメージですよね。
土用の丑の日には、スーパーには鰻がズラーッと並びますし、実際に土用の丑の日に鰻を食べる方も多いのではないかと思います。
鰻を食べると体力がついたり、なんだか良いことがありそうな気がしますよね。
土用の丑の日にウナギを食べる習慣が生まれたルーツには、諸説あります。
日本では昔から、夏バテしやすい夏の土用期間には、梅干しやうりなど「う」がつく食べ物を食べると良いと言われてきました。
例えば、梅干しは食欲を増進する作用がありますし、瓜(きゅうり)には身体を冷やしてくれる作用があります。
そこにいつの間にかウナギが加わった・・という説。
夏に売れない鰻を売るための戦略だった?!
鰻は冬の方が脂が乗っていて美味しいので、夏は鰻が売れない・・ということから江戸時代にウナギ屋さんがウナギを売るために作ったのが「土用の丑の日」だとも言われています。
江戸時代に、蘭学者の平賀源内が、鰻を蒲焼にして串に刺した形と「丑」という文字が似ていることから、丑をうなぎに見立て、知人の鰻屋のために「本日、土用の丑の日」という張り紙を作って店頭に貼ったところ、大繁盛して鰻が飛ぶように売れたのだそうです。
そのことから、他の鰻屋も真似をするようになり、その歴史が今でも残っているのだとか。
土用期間とはいつのこと?
土用は「夏」と思われている方も中にはいらっしゃるかもしれないのですが、実際には「土用」は、春、夏、秋、冬のそれぞれの四季の移り変わりの間の時期のことを指します。
1回の土用期間は約18日間で、年に4回ありますので、18日×4回=年間約72日間は土用期間ということになります。
けっこうたくさんありますよね〜・・
年4回の土用は、それぞれ、春土用、夏土用、秋土用、冬土用と言われ、時期も毎年ほぼ同じとなります。
夏土用:7月(7月末〜立秋までの18日間)
秋土用:10月(10月末〜立冬までの18日間)
冬土用:1月(1月末〜立春までの18日間)
となります。
2023年の土用はいつ?
2023年の土用は下記の通りです。
夏土用:7月20日〜8月7日
秋土用:10月21日〜11月7日
冬土用:1月18日〜2月3日(2024年)
となります。
土用期間は宇宙の気が切り替わるとき
土用の期間は、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間となります。
ちょうど季節の変わり目にあたり、宇宙のパワー(気)が切り替わる時となります。
宇宙の気が渦を巻いて切り替わっていく時期なので、世の中も混乱しやすいということが言われ、実際世界の重要な出来事もこの土用期間に起きやすかったりします。
季節の変わり目になると風邪を引きやすかったり、体調を崩しやすい、という方も多いかもしれません。
実際季節の変わり目にあたる土用期間は、疲れが出やすくなったり、体調の変化も起きやすい時期になります。
この期間は、あまり無理をせずゆっくり身体を労わり、しっかり休みを取りたい時です。
- 夜は早めに就寝する
- 身体を労わり、ゆっくり休むことを心がける
- リラックスタイムを設ける
- デトックスもおすすめ
- 健康に気を配る
などを意識すると土用期間も元気に過ごしやすくなります!
普段の疲れが出やすい時期なので、ゆったり過ごすことを意識してみてください。
土用にやらない方が良いNG事項8つ
土用期間は、季節の変わり目の時期にあたり、宇宙に「土」の気が強く立ち上がります。
陰と陽の気が切り替わり混乱する時でもあるため、少し疲れが出やすくなったり、精神面でも不安定になりやすい時期と言われます。
そんな土用期間中ですが、気持ちよく過ごすためには「やらない方がよい」とされている行為があるのをご存知でしょうか。
次に、「土用期間にやらない方が良いNG行為」を7つにまとめましたので参考にしてみてくださいね!
1. 土いじり
土用というのは、「土を用いる」と書いて土用(どよう)と読みます。
「土を用いる」というのは、神様が土を用いるという意味になります。
神さまが土を用いる時期なので、私たち人間は土を用いない方が良いと言われています。
つまり、土を触ったり、土いじりをするのはなるべく避けた方が良い期間となります。
これは昔からの知恵で、昔の人も土用期間は農作業を休んで田畑を休ませていました。
だから「お祭り」は土用期間に集中していたりします。
土用は、宇宙全体に「土」のパワーが強く満ち溢れる期間でもあります。
土の気が強くなるので、土をさわると土の気が過剰になってしまいます。
できれば土用期間に鉢植えの植え替えをしたり、草むしりをしたりは控える方がおすすめです。
建築関係の仕事の方など、普段、土を触るのが仕事だという方の場合には、仕方がないですが、控えることができる場合には、土を触ることは控えましょう。
※土用期間中は仕事を休まれる建築業者さんなどもいるようです。
土用期間中の間日
どうしても土いじりをする場合には、土用期間中でも、間日(まび)と言われ、この日なら土をさわってもいいですよ、と言われている日があります。
土用期間に土いじりをする場合、間日を選んで土を触るようにすると良いです。
間日は、カレンダーの毎日の十二支をチェックしましょう。
以上が土用期間中の間日(まび)となります。
土いじりをするとどうなる?
土いじりをすると、土のエネルギーの影響を強く受け過ぎてしまうため、体調を崩しやすかったり、風邪を引く、熱が出るなどの作用が出やすいと言われています。
もちろん、必ずそうなるということではありませんが、実際に、土用期間中に土用であることを忘れて土を触り、風邪を引いた・・などの声はよく聞きます。
土用期間は土の菌が増え、腐敗作用が高まるとされています。
2. 家の増改築
お仕事の方は仕方ありませんが、「家の増改築」も、土を触るということになるので、できれば土用期間が明けてからスタートした方がおすすめです!
土用期間は神さまや自然が土を用いるとき。
人間は土を地面の神様へ返しておく時期なんです。
もし止むを得ず家の増改築をする場合には、工事がはじまる前に田畑の神様に祈って、塩水で口をゆすぎ、手を洗います。
家の前で工事が始まったら、自分の身を正して謙虚な気持ちで過ごしてくださいね!
3. 大きな決断
土用前に決めていたことを実行するのには、何ら問題はありません。
ただし、土用期間中に「大きな決断」をするのは、できれば避けた方が良いと言われています。
土用期間中は感情も不安定になりやすいため、ついつい感情的に決断してしまい、後になってから後悔してしまう・・という事も起きやすいです。
「決断」によって失敗しやすいのが土用ですので、土用期間明けてからの方が良い選択がしやすいと言えます。
重要な決断は、土用が明けてから行うように意識してみて下さいね。
土用前に決断したことであれば、土用中に実行したりスタートしても構いません。
4. 重要な契約ごと
仕事などでの「重要な契約」も、土用明けてからの方がおすすめです。
土用期間中は、感情的になりやすかったり、イライラしやすかったりすることが多いです。
重要な契約ごとをすると、あとから揉めることが多くなりやすいと言われます。
重要な契約であれば、土用明けてからの方がスムーズに進行します。
土用前に決めていたことであれば問題ありません。
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5. 土用殺方位への旅行
土用期間中、「月建方位」(つきだてほうい)と言われる、その月の十二支が廻る方位は「土用殺」という凶方位となります。
海外旅行などは影響も大きいですのでできれば避けたいですね。
行かないとならない用事などがある場合は、お腹を壊したりしやすいので常備薬を持っていけば良いです。
7月の夏土用は未の方位(南南西30度)
10月の秋土用は戌の方位(西北西30度)
1月の冬土用は丑の方位(東北東30度)
上記の方位のみ、土用殺(どようさつ)方位になります。
6. 我を通す
土用期間中は「自己中」「わがまま」といった気になりやすいことがあります。
自分の意見を無理やり通そうとするとうまくいきません。
土用期間中はとくに、「なるべく人の意見を聞く」「人に従う」ということを意識すると物事がスムーズに進みやすいです。
7. ストレスを溜める
土用期間は心身の不調が出やすかったり、思うように物事が進まないということも起きやすいので、普段よりもストレスを感じやすいかもしれません。
ストレスと上手く付き合うために「リラックス」「リフレッシュ」といったことを心がけて過ごしましょう。
8. 家電製品の購入
土用期間中は、家電製品も購入は控えた方が良いと言われています。
実際に私自身、土用期間中に3回家電を購入して、3回とも失敗した経験があります。
コンデンサーマイクを購入したら通電せず、返品をお願いしに行ったら代用品のマイクもやはり壊れていて通電しない・・ということなどがありびっくりしました。
家電製品を購入すると壊れやすかったり、長持ちしにくい、などと言われています。
以上が土用期間中に「やらない方がよいNG行為」8つとなります。
土用期間中のお引っ越しや旅行はOKか?
土用期間に、お引っ越しをして良いですか?旅行をしても良いですか?お買い物をしても良いですか?などの質問を頂くことがあります。
基本的には、積極的に動くよりはゆっくり過ごす方がおすすめの時期ではありますが、お引っ越しや旅行自体をしてはいけない!ということはありません!
お引っ越しをしても良いですし、旅行も行きたかったら気持ちを優先させて行くようにしましょう♪
土用期間に発生する土用殺方位への旅行はできれば避けた方が良いですが、この場合は常備薬などを持って行くなど対策すれば大丈夫です。
また土用中は大きな決断は避けたいですので、土用前に決めていた引っ越しは良いですが、お引っ越しの契約や、引っ越しするのを決める時期は土用が明けてからの方が良いです。
またお買い物は、不動産などの余程高額なお買い物の決定でなければ通常通りで大丈夫です。
また病院への通院や日盤吉方なども普段通りでできますので禁止事項を勝手に作りすぎないように注意して下さいね。
恵方参りへ行くのもおすすめの時期
恵方参り(えほうまいり)とは、その年の「恵方」(えほう)と言われる方位の神社や仏閣へお参りにいく習わしのことです。
恵方参りへ行くと、チャンスが見抜けるようになり、チャンスを掴めるようになると言われています
恵方参りはいつ行っても良いので、土用期間中に行くのもOKですが、特に立春・立夏・立秋・立冬やその前後に行くと良いとされています。
ですので土用が明けてすぐに恵方参りへ行くと開運につながります!
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土用期間のおすすめの過ごし方は?
土用期間は、積極的に動き回るよりは足元をしっかり固めたい時。
家の中の事など、やらなければならない事があればしっかりやっていくと良い時期です。
また集中力が高まりやすいですので、勉強をしたり、何か集中しなければならないような事をするのにはとても向いている時期です。
執筆などもおすすめですよ!
体調面では、あまり無理はしないように心がけてゆったりと過ごすようにしてくださいね。
<土用期間のおすすめの過ごし方>
- 勉強する
- 断捨離
- 家の掃除
- 執筆活動やブログを書くなど
- リフレッシュタイムを持つ
- リラックスできる時間を持つ
土用期間を上手に過ごして運気アップしよう
土用期間は身体的に疲れが出やすくなるだけでなく、精神面にも作用が出ますので、落ち込みやすくなったり、元気が出ない、やる気が起きない、気分がだるい、憂鬱になる・・・ということもあるかもしれません。
けれども土用期間がわかっていれば、対策もできますし、「土用期間だから仕方ないよね」と前向きに考えることができると思います。
土用期間は宇宙の気の切り替わるタイミングだからこそ、新しい季節を迎えるにあたって、準備をする期間とも言えます。
気持ち良く新しい季節を迎えるためにも、土用期間中はしっかりと体力・精神面のリチャージをするように心がけてくださいね!
リラックス&リフレッシュを心がけることで、土用期間も上手に過ごすことができますし、運気アップにもなります!
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