こんにちは。小野晄子です。
今回は、姓名判断における「読み下し」(よみくだし)という要素について解説したいと思います。
「姓名判断」というと、どうしても「画数が大事!」というイメージがありませんか?
しかし実際のところは、姓名判断において、もっとも重要とされているのは、実はこの「読み下し」と言われる要素となります。
本などではなかなか読み下しについてまで書かれているものが出版されていないと思いますので、「読み下し??」「初めて聞いた」という方も多いかもしれませんが、「読み下し」は、お名前の吉凶を左右する最重要事項と言っても過言ではありません。
画数の吉凶よりも重要な事項となりますので「吉名のお名前を付けたい」と考えている方は、参考にされてみて頂けたらと思います。
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読み下しとは?
読み下しというのは、お名前をそのまま読み下した時に、「どんな意味や音が出てくるか?」ということを指します。
読み下しの音が悪いお名前の例
例えば、「大葉 加奈」(おおば かな)というお名前でしたら、そのままお名前を読み下すと「おおばか」(大バカ)というような音が出てきます。
「伊家 凛花」 (いいえ りんか)というお名前であれば「家が輪禍(りんか/災いのこと)」というような音の響きが出てきます。
漢字の組み合わせで読み下しが悪くなるお名前の例
また、音の響きだけではなく、「どんな意味のお名前になるのか?」ということを見ますので、例えば「愛流ちゃん」(あいるちゃん)であれば、「愛が流れる」=「愛が流れて行ってしまう」というように読み下します。
「山北 剛」(やまきた つよし)というお名前であれば、「山」は、問題や乗り越えるべきものを暗示しますし「北」も、苦労を暗示する事があり、気学の世界でも北には悩み、といった意味があるととされますので、お名前として「苦労や悩みにツヨシ(強い)」という風に読んだりします。
良い悪いは別として「田中 通さん」(たなか とおる)というお名前でしたら「田んぼの中を通る」という風な意味のお名前になるということになります。
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お名前の形にも注意が必要
分離名の例
読み下しというのは、お名前を読んだ時の「音」や「意味」を見るということを解説しました。
そのほかにも、「漢字の形」や「お名前の形」というものも読み下しに含まれ、重要となってきます。
「形ってどういうこと?」と思いますよね。
例えば・・「林野 次郎さん」こちらのお名前は「形が良くないお名前の代表例」となってしまいます。
「何がいけないの?」と思われると思うのですが、お名前を縦書きにすると、こうなります。
このように、全ての漢字が編とつくりに別れていて、縦線を引くと右と左にパッカリと割れてしまいます。
このようなお名前を「分離名」(ぶんりめい)と言い、姓名判断ではお名前の形が良くないというように見ます。
形が良くない文字の例
そのほか、漢字として、「形が良くない」とされる文字があります。
例えば、「姫」という文字。
人気の文字で可愛らしい印象もありますが・・できれば、お名前に使いたくない漢字と言われます。
姫という文字は、「女」と「臣」という2つの漢字でできていますよね。
この漢字は、「女が大臣になる」という形の文字ですのであまり良い漢字とは言えません。
このように、漢字の成り立ちや語源なども見ながら、漢字の形が良いものを使うことで
お名前にも吉の働きが出やすくなると言えます。
お名前の意味や語源も大事
読み下しの三大原則と言いまして、読み下しには「字音、字形、字義」という3つの要素があります。
音や形も大事ですが3つ目に、漢字そのものの「字義」、すなわち漢字の意味や語源なども重要となります。
漢和辞典などを使用し、漢字そのものがどのような成り立ちでできているのか、どんな意味を持つ漢字になるのかをよく調べた上でお名前を作っていく事が読み下しの基本となります。
読み下しをさらに深く学びたい方へ
以上、簡単にですが、今回は姓名判断における「読み下し」の要素について、解説をしました。
読み下しについて、もっと深くしっかり学びたい、という方は姓名判断の講座を行っております。
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