こんにちは。
小野晄子です。
今回は九星気学に興味がある方や、九星気学を学ばれている方に向けて、「陥入(坎入)現象」について解説させて頂きます。
- 陥入とは一体、何?
- 陥入はどんな時に起きる?
- 陥入の時期にはどんな事が起きるの?
- 陥入の対処法は?
などについてシェアさせて頂きますので参考にしてみてください!
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陥入(坎入)とは何?
気学における「陥入」とは、元々「坎入」という字を書きます。
「坎」という漢字は、土+欠 という文字から成り立っていますが、「土が欠ける」ですので、=つまり、穴という意味があります。
陥入とは、つまり「穴に入る」ということ。
穴に入る→穴に落ちる。というのが陥入なんです。
陥入現象とはどんな現象?
陥入の現象とは、「穴に落ちる」という現象。
穴に落ちる=つまり「落ち込む」という意味があります。
落ち込みにもいろいろな種類があります。
- 経済的な落ち込み
- 人間関係の落ち込み
- 精神的な落ち込み
- 肉体的な落ち込み
などのうち、いずれか、または複数の落ち込み現象が起きるのが、陥入となります。
実際に陥入時にはどんなことが起きるの?
それでは実際に、陥入時の落ち込みには具体的にどんなことが起きるのでしょうか?
経済的な落ち込み
経済的な落ち込みとは、金銭面での苦労です。
陥入時には、どうしてもお金が出ていきやすくなったり、収入が減るなど、経済的に少し厳しい状態になりやすいということがあります。
思いがけない出費が嵩んだり、仕事がなかなか収入に結び付かなかったりしやすいのが陥入時期。
陥入期は実りや収穫を得る時期ではありませんのでグッと我慢しましょう。
陥入時期には、例え資産家であっても、財産は減るばかりで不安を感じやすいと言われています。
この対策については後述いたします。
精神面での落ち込み
坎入時期は、精神的に落ち込みやすかったり、孤独や寂しさを感じやすくなります。
いつもは全く感じなかった寂しさを感じたり、人恋しさを感じてしまいやすいのが陥入時期なのです。
どうしても孤独感が増す時期ですが、だからこそ、「人間関係を大切にしたい」という気持ちも湧いてきやすいということもあります。
一白水星の星の影響を受ける坎入時期は、人生における重要な出会いがある時期でもあります。
人間関係での落ち込み
陥入時期は、人間関係においてもコミュニケーションの摩擦を感じやすくなったり、誤解を生じたりと上手くいかないと感じることが多いかもしれません。
人間関係においてもすれ違いを感じてしまい、孤独や落ち込みを感じやすくなるのが陥入時期となります。
肉体面での落ち込み
坎入時期は、身体の弱いところに症状が出やすく、健康面でも十分に注意が必要です。
また身体も冷えやすくなるため、季節に関係なく、冷えに注意し十分に身体を温めて過ごすのがおすすめです。
風邪などを引くと長引きやすかったり、長引く意味も出やすいので注意したいです。
陥入とはどんな時に起きる?
陥入時期とは、「一白水星」という星の気の影響を受ける時に起こります。
では、どんな時に一白水星の気の影響を受けるのでしょうか。
これには、2つの時期が該当します。
1. お引っ越しによる陥入
お引っ越しをすることによって、坎入の現象が起きることがあります。
お引っ越しで陥入するのは、下記のうちいずれかの引っ越しをした場合です。
- 北方位へ引っ越す
- 一白水星の星が廻座する方位へ引っ越す
このいずれかを行うと、一白水星の気の影響を受けるため、陥入の現象が起きます。
注意したいのは、例え吉方位で取ったとしても、1,2いずれかの引っ越しをすると陥入が起きるということです。
だからと言って、北方位や一白水星の方位へ引っ越してはいけない!ということではありません。
陥入が出ることを理解しておけば大丈夫です。
例え吉方位であっても、吉の作用が出る前に、まず「陥入現象」が起きてきますので、何かしら苦労したりすることが出てくるでしょう。
陥入現象は、とても強く出る場合とそこまで大きく出ないこともありますが、陥入時期が終われば、吉方位で引っ越していた場合にはその後、吉へと転じていきます。
お引越しによる陥入時期の期間
お引越しによる陥入時期は1年から長くて2年くらいです。
陥入が2年以上続くことはありません。
おおよそ1年と思っておけば良いでしょう。
また注意事項として、60歳以上の方や持病を持っている方は、坎入が起きると肉体的にきついと言われます。
特に病気が重い方などは北方位や一白方位へのお引越しは避けてください。
今は60歳でも若々しくて元気なことが多いですが、体力を過信せず、高齢の場合には坎入が起こるような北方位や一白水星の方位へはお引っ越しをしない方が無難です。
一白水星の吉方位は若いうちにとっておきたい、と言われます。
60歳超えている場合には、吉方位であっても避けたいです。
2. バイオリズムによる陥入
北方位や一白水星の方位にお引っ越ししなくても誰にでも9年に一度、また9ヶ月に一度、「陥入時期」と言われる時期があります。
これは、運勢のバイオリズムによるものです。
9年に1回、または9ヶ月に1回、「一白水星」の星の影響を受けるタイミングがあります。
この時期は「陥入時期」となり、調子が出にくかったり、精神的に寂しさや落ち込みを感じやすい、体調に不具合が出やすい、経済的に落ち込みやすいということもあったりします。
月のバイオリズムの場合には、そこまで大きく実感することはありませんが、年のバイオリズムの場合には、坎入のキツさを感じる場合が多いでしょう。
陥入は悪い時期ではない!!
さてここまで、坎入とは何か、ということをお伝えしてきました。
ここまで聞くと、「えーっ、坎入怖い!!」「陥入嫌だ〜」などなど、ネガティブな印象を持ってしまう方も多いかもしれません。
しかし陥入は、決して恐ろしいものではなく、怖がるようなものではありません。
陥入の意味や時期をしっかりと理解しておくことが大切です。
陥入は新しいスタート
陥入の時期とは、季節で言えば「冬」の時期。
桜の花は、冬の寒さが厳しいほど、綺麗に咲くと言いますが、冬には冬の過ごし方があります。
陥入の時期は、これから始まる新しいサイクルのスタートの時期でもあります。
新しいことが始まってくるのですから、苦労が伴ったり、実りや結果にすぐに結び付かないことも多いですが、この時期にしっかりと自分自身を成長させ、精神修養をすることでこの先の大きな発展や実りへと繋がっていきます。
陥入=悪い時期
と捉えるのではなく、陥入時期はこれからの新しいサイクルの始まりの大事な時期なのだと捉え、しっかりと自分を成長させるということを心がけて過ごしてみてください。
陥入時期は、勉強するのには非常に良い時期とも言われます。
出費が多くなりやすい時期ではありますが、この時期にしっかりと学び、知識を蓄えておくことで陥入が明けてから大きく花を開かせていくことができるでしょう。
陥入の対策ってあるの?
陥入には対策法があるのでしょうか?
「坎入が嫌だぁぁーー!!」
という方も中にはいらっしゃると思いますので、坎入の対策についてお伝えしておきますね。
対策1 北の吉方位か一白水星の吉方位を一度取っておく
誰にでも9に1度、そして9ヶ月に1度巡ってくるバイオリズムにおける陥入時期。
ですが、バイオリズムによる坎入は、吉方位へのお引っ越しを体験しておくことで和らげることができると言われています。
北方位、または一白水星の方位への吉方位へのお引っ越しをすることによって、毎年の陥入を和らげることができるのです。
もちろん引っ越しをすることで、引っ越し後の1〜2年の陥入を体験するわけですが・・
それを一度、体験してしまえば、バイオリズムの陥入については和らげることができるのですね!!
対策2 進んでお金を使っておく
坎入時期にはどうせ経済的にも落ち込むのですから、学びなどに積極的に投資して、お金を有意義に使いましょう。
お金は使うからこそ戻ってくるもの。
意識的にお金を良いことに使うことで坎入を良い流れを作るために利用することができますよ。
対策3 体を温める
坎入時期は体が冷えやすいですので、夏でも冷えには気をつける必要があります。
また健康面に気を配り、無理をし過ぎないようにしましょう。
坎入時期は、成果がドカンと出たり、結果を追い求める時期ではなく、新しいサイクルの始まりであり、その準備期です。
ですので、大きな流れで見た場合には、積極的に行動するよりも、内面を見つめるとか勉強する、しっかりと準備する、計画する、といったことを大事に過ごし、身体をいたわって過ごしましょう。
坎入時期は新しい出会いの時期、スタートの時期でもある
前述もしている通り、坎入時期は決して悪いことばかりではありません。
一白水星とは、始まりやスタートを表す星です。
坎入時期に落ち込むからこそ、見えてくるものがあったり、苦しみの中で新しく生まれるものもあります。
そして新しい出会いや新しい人間関係が生まれたり、新しいチャンス、スタートが起きてくるのが一白水星の年です。
お引っ越しでの坎入時期も、大きく発展する前だからこそ落ち込むのです。
一白水星の年に始まってきたことは、その後9年間かけて、大きく大きく育っていきます。
始まりには苦労が伴うことが多いかもしれませんが、坎入時期に起きることも全て意味があって起きていることですから、プラスに受け止めてぜひプラスの流れを作って行ってください!
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