こんにちは。
小野晄子です。
「易」というと、「難しそう」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
通常は筮竹(ぜいちく)と呼ばれる50本の竹の棒を使って占うのが易。
↓私が使っている筮竹(ぜいちく)です。
しかし、筮竹を購入するのはちょっとハードルが高いかな・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、筮竹を購入しなくても、誰でも簡単に易占いができる方法をシェアします。
※筮竹による易の立て方は下記をご覧くださいね
100円玉など、「コイン」を使って占う方法で、「擲銭法」(てきせんほう)とも言われている占い方です。
コインを使えば、簡単にいつでもどこでも易占いができます。
易占いを身近なものとして楽しめると思いますので、ぜひやり方を覚えてみてくださいね。
※ちなみに筮竹を購入するのにはちょっと勇気が要るかもしれませんが、筮竹を使うと気持ちもなんだか神聖な気持ちになりますし、オススメです。
筮竹はamazonで購入できます。
私が持っているのは↓こちらのフルセットで29,300円です。
フルセットでなくても、筮竹と筮筒さえあれば占いはできますので、下記の19,800円のセットでも十分ですよ。
簡単に易を楽しむな易タロット (イーチンタロット )と言われるカードを使うのもおすすめ。
↓下記のカードは私も使っているものですが、カード自体に説明が書いてあるので使いやすいですよ。
コインを使った易占い「擲銭法」(てきせんほう)の方法
それでは、今回はコインを使った易占いの方法をシェアします。
文章で読むと一見、複雑に思えるかもしれませんが、手順は非常に簡単です。
できるだけわかりやすくシェアしていきますので、よくお読みになってみてくださいね。
用意するもの
500円玉3枚(500円がなかったら、100円でもOKです!)
用意するものは、500円玉3枚です。
500円玉でなくても良いのですが、ある程度重さがあった方が良いので1円や軽いコインは避けた方が良いでしょう。
今回は、100円玉で占っていきますね!
これで易占いが出来ちゃいます。
コインを使った易占いの手順
1コインの裏表を決めよう!
まず、コインの裏表を決めましょう。
一般的には、500円玉と100円玉に関しては模様が書いてある方が表になります。
<表>
数字が書いてある方が裏です。
<裏>
しかし、これは最初に自分で決めておけばどちらを表にしてもOKです。
ただし、途中で変えたりしないように注意して下さいね。
最初にしっかり表と裏を決めておきましょう。
ここでは、一般的な見方に合わせて、模様が入っている方が表、数字が入っている方が裏として見ていきますね。
2 占的を決めよう
次に、何を占いたいのか、易占いをする目的を決めましょう。
「この先、どうなるでしょうか?」と言ったボヤッとした質問ではなく、
「○○をスタートするにあたっての心構えを教えて下さい」
など具体的にイメージしながら占いましょう。
占的(何を占うかの目的のこと)が決まったら、しっかりと気を落ち着けて集中し、念じましょう。
3 コインを全て両手の中に入れてフリフリ
次に、1で裏表を決めたコインを3枚、全て手の中に入れて、フリフリしましょう!
4コインを投げる
3でコインを手の中でよく振ったら
パッと手を広げてコインを3枚投げます。
この時に裏が何枚出たのか、表が何枚出たのか。
これによって陰陽が決まります。
陰陽の見方は後述しますので、まずは、表が何枚で裏が何枚だったのかをノートに書き留めておきましょう。
こんな風に、表を○(白丸)、裏を●(黒丸)という風に決めて、絵で描いておくとわかりやすいかと思います。
5 3~4を6回繰り返す
3のコインをフリフリと、4のコインを投げる、このセットを6回繰り返します。
そしてその都度、白丸と黒丸で表裏を記録しておきましょう。
ここで書き方としては、1回目から6回目まで、下から順番に書いていくようにしてください。
下記のような感じです。
以上がコインを使った易占いの手順です。
ここまで1~4の手順で1回目から6回目まで、3枚のコインがそれぞれ裏表どんな組み合わせだったか、書き記すことができたら、後は読み解きをしていくだけです。
コインを使った易占いで陰陽を読み解く
次に、1回目〜6回目までのコインの裏表の組み合わせから、陰陽を読み解いていきます。
読み解き方は下記のとおりです。
・1枚が表で2枚が裏だった→陰
・1枚が裏で2枚が表だった→陽
・全部裏だった→陽
という風に読み解きます。
ここで注意したいのは、全部が表→陽ではなく陰になるし、全部が裏→陰ではなく陽になるということです。
陰極まりて陽となる。陽極まりて陰となる。という法則に基づきます。
陰陽から卦を出す
次に、陰陽を爻にしていきましょう。
陰なら – – 陽なら ー で爻を書いていきます。
ちなみに、下記の結果であれば
という風になりまして、
これを爻で表すとこうなります。
そうすると、この場合には、上卦が山(八白土星)、下卦が水(一白水星)になり、易の卦は「山水蒙」(さんすいもう)ということがわかります!
卦を出す時は下記の表を参考にしてみてください。
変爻の出し方
次に変爻の出し方を解説します。
変爻を出す場合には、全部裏、または全部が表になったところを見ます。
下記のような結果の場合、2回目と5回目が全部裏、全部表になってますね。
全部裏、または全部表になっているところが変爻です。
上記のように、全部裏とか表が2箇所ある場合には、後を優先しますので、上記の場合は5回目で5爻が変爻になります。
※ただし、全部裏とか表が1つもなかった場合には、変爻は出せません。
変爻はなしとして卦だけで読み解いて下さい。
ということで以上、コインを使った易占いの方法についてシェアしました。
100円もしくは500円などコインがたった3枚あれば易占いが出来てしまいますのでとても便利ですね。
お出かけ先などで「筮竹が手元にない!」という時にも易を立てることができます。
易について深く学んでみたい方は、下記オンラインプログラムを開催しておりますのでご案内をご覧くださいませ。
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