こんにちは。
小野晄子です。
占いの学びに興味がある方や、勉強中のあなたへ。
今回は、四柱推命や算命学といった東洋の占いで見る相性の見方の1つ「冲」(ちゅう)という関係性について紹介します。
- 冲とは何?
- 冲の見分け方
- 冲の相性とはどんな関係性?
- 冲の相手との恋愛や結婚における関係性は?
- 冲が宿命にある人
- 冲が後天運で廻る年はどんなことが起こる?
などについて紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
冲(ちゅう)、対冲(たいちゅう)とは?
冲(ちゅう)とは、十二支(じゅうにし)における関係性のことを言います。
対冲(たいちゅう)という呼び方をすることもあります。
十二支には、下記の12種類がありますが
- 子(ね)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う)
- 辰(たつ)
- 巳(み)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(いのしし)
この12種類の十二支の中に、6つの「冲」と言われるペアがあります。
冲の組み合わせは下記の通りです。
②丑(うし)と未(ひつじ)
③寅(とら)と申(さる)
④卯(う)と酉(とり)
⑤辰(たつ)と戌(いぬ)
⑥巳(み)と亥(いのしし)
この6つのペアが支合同士の関係性となります。
図で表すと、下記のようになります。
冲(対冲)というのは、十二支の配置において、180度向かいの十二支同士の関係性ということですね。
冲の意味と相性における関係性
十二支の「冲」という関係は、180度真向かいにあるペア同士です。
正反対の位置にいるわけですので、
- 真逆の資質
- 正反対
- ぶつかり
- 衝突
といった意味合いが生まれます。
南国と北国みたいな感じですね。
自分が暑い南国出身で、相手は寒い雪国の出身であれば違いが大きく正反対の気質を持ちますよね。
これと同じで十二支においても対冲の十二支を持ち合う関係ですと、真反対のエネルギーを持ち合うことになります。
そのため、相性において自分と相手が「冲」を持ち合うと、場合によっては衝突したり、真逆の価値観によって葛藤や不安定さを引き起こす関係となります。
冲がある?見分け方
自分と相手の関係性が「冲」になっているかどうかを確認するには、お互いの十二支を調べる必要があります。
生まれた年の十二支はみなさんご存知かと思いますが、生まれた年によって決まる十二支を「年支」(ねんし)と言います。
そして生まれた月によって決まる十二支のことを「月支」(げっし)、生まれた日の十二支のことを「日支」(にっし)と言います。
相性を見るときには、主に、年支、月支、日支の3つを確認しましょう。
例えば、あなたの生まれた日の十二支が「子」、相手の生まれた日の十二支が「午」であれば、「冲」の関係性です。
日支同士の関係が強く出やすいですが、例えば自分の日支と相手の月支、月支同士、年支同士、というように、自分と相手が持っている十二支の何処かの組み合わせが冲になっていれば、冲の意味合いが出てきます。
※自分や相手が持っている十二支を調べたい時は下記無料診断ツールを使って調べてみて下さいね!
日柱の十二支が日支、月柱の十二支が月支、年柱の十二支が年支となります。
冲は相性が悪いの??!
冲があるからと言って、必ずしも「相性が悪い!!」と決めつけることはできません。
冲は真逆のエネルギーを持ち合うからこそ、学びの関係性でもありますし、お互いにお互いを尊重できるような器の大きさを持っていれば良い刺激になることもあり得ます。
有名人カップルでも冲があっても良い関係を築いているカップルは多くいます。
また、相性を見るときには命式全体を見る必要がありますので、その他の十二支の関係性も見る必要があります。
冲があっても他の要素で惹き合う要素をたくさん持っている場合もあります。
全体を見て傾向として判断するようにしたいです。
冲の相手との恋愛や結婚における関係性は
冲を持ち合う関係性の相手とは、恋愛においてはお互いに異なるエネルギーを持ち合う関係性となります。
そのため、惹かれ合うことやスパークするということもあり得ます。
しかし、距離が近くなったり付き合いが長くなると衝突が生まれたり不安定さが生み出されることもあるでしょう。
他に惹き合う要素が多い場合、「冲」が良い刺激になることもあります。
逆に「冲」以外にも、「害」「刑」などの十二支の関係が複数重なっている場合には違いが大きくストレスを感じやすいことがあります。
しかし、それだけ学びが大きいということですので、人間的成長も望むことができるとも言えます。
易経においては異質なものほど、協力しあった時に素晴らしいものを生み出すことができるという教えがあります。
冲がある時には、相手との違いを認め、違いを尊重することを意識してみて下さい。
冲が宿命にある人
上記の命式においては、丑と未が冲の関係性になっています。
天剋地冲の関係を含め、自分の命式の中に冲の関係がある場合、自分の中に相反する方向性があるため葛藤が生まれますが、葛藤をエネルギーに変えるとエネルギッシュに活躍できる人となります。
冲が後天運で巡る年はどんな年?
自分の命式の中にある十二支と、冲になる関係の十二支が巡る年は、葛藤も生まれやすいですが、180度タイプの異なる人との出会いも期待できる年となります。
例えば、2023年は「癸卯」の年ですが、「卯」と冲になるのは「酉」ですね。
酉を日柱に持っているなら、自分とは正反対の異質なタイプの人とプライベートで出会うかもしれません。そのことによって摩擦を感じることもあるかもしれませんが、成長できる年となります。
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