こんにちは。
小野晄子です。
今回、こちらの記事では、九星気学における、九星別の特徴や性質について紹介します。
九星別の特徴を知るにあたって、易の「八卦」(はっけ)の概念を知り、八卦についてそれぞれ見ていくと、九星の特徴も理解しやすくなります。
今回は、易の八卦を使いながら、九星それぞれの星について、気質を読みシェアしたいと思います。
九星気学や易に興味がある方、九星の特徴についての理解を深めたいという方は、参考にしてみて下さい。
九星と八卦の対応について
九星気学では、宇宙の万物を9種類の気質に分けて九星で気を読み解きます。
易では、「八卦」と言って、宇宙の万物を8種類の気質に分け、気を読み解きます。
各九星と、八卦は下記のように対応しています。
一白水星 | 坎(かん) |
二黒土星 | 坤(こん) |
三碧木星 | 震(しん) |
四緑木星 | 巽(そん) |
五黄土星 | 女性は坤 男性は艮 でみます。 |
六白金星 | 乾(けん) |
七赤金星 | 兌(だ) |
八白土星 | 艮(ごん) |
九紫火星 | 離(り) |
八卦の順番
ちなみに、八卦の順番としては、
乾 → 兌 → 離 → 震 → 巽 → 坎 → 艮 → 坤
という順番となります。
「けんだりしんそんかんごんこん」と覚えます。
易と九星の関連性などについては下記動画をご覧ください。
八卦で九星の特徴を読む際の見方など
八卦では、3本の爻(こう)と言われるバーで「気」を表します。
1本線が陽
2本線は陰
そして、この陰と陽の組み合わせから、8種類の気が生まれます。
八卦では、3本の爻をそれぞれ、第一爻、第二爻、第三爻と呼びます。
第一爻は行動や動き
第二爻は心や精神
第三爻は頭や頭脳
をそれぞれ象徴します。
易で読み解く一白水星の性質
一白水星は、易の八卦で表すと「坎」(かん)となります。
坎の形は、中央だけが陽、外側が陰です。
そのことから、「本体は陽だけど周りは陰」という特徴が現れます。
周りが陰、つまり、周囲の環境は陰=苦労になりやすい、というのが一白の特徴です。
私も本命が一白ですが、一白水星の方は、どうしても他の星と比べて苦労が多くなりやすいですね。
「一白じゃない星に生まれたかった!」なんていうお声を頂くこともありますが、苦労を知っているからこそ、人の気持ちが分かったり、心が強くなる、鍛えられる、などなど良い面もたくさんあるのではないかと思います。
マイナスとプラスは陰陽で表裏一体ですからね・・
一白水星の人は、外側が陰なので柔らかい気質を持ちます。
柔軟性を持ち、人当たりも良いのが特徴です。
しかし中央が陽になるので、心は強く、一度決めたら譲らない強さがあります。
意外と頑固な一面があるでしょう。
詳しくは、下記の動画でも解説しています。
易で読み解く二黒土星の性質
二黒土星は、「坤」という八卦で表すことができます。
坤は、全ての爻が陰です。
陰は、柔らかい、女性的、受容的、従、遅い、などの意味がありますので、二黒土星はとても女性的なパワーや働きを持った星ということになります。
第一爻が陰だから、行動はゆっくりです。
第二爻が陰なので、決心するまで時間がかかりやすいです。
第三爻が陰なので、深く考えずに、目の前のことからやっていく傾向があります。
こんな二黒土星ですが、受容性がありますのでいろいろな物事を受け止め、成長させる力や蓄える力があります。
ゆっくりでもコツコツ従順に進めることで最終的に大きな成果を出す星でもあります。
詳しくは下記動画でも解説をしています。
易で読み解く三碧木星の性質
三碧木星は、「雷」(らい)という八卦で表すことができます。
雷の易は、行動を表す第一爻だけが陽、第二爻と第三爻は陰となります。
第一爻だけが陽ですから、「行動が主体の星」となります。
三碧木星の星を持つ人は、実行力、行動力に優れ、また行動がとても早いです。
第三爻の頭、頭脳は陰なので、頭で考えるより、まず行動、という気質が出やすくなります。
まず動いてみて、動いてから考える、動きながら考える、という特徴が出るのが三碧木星です。
詳しくは下記動画でも解説しています。
易で読み解く四緑木星の性質
四緑木星は、「巽」(そん)という易に対応しています。
巽(そん)は、今度は、第一爻だけが陰なんですね。
第二爻、第三爻は陽です。
巽の易は、車の形に見立てることができます。
このようなイメージです。
2つの車輪で荷物を乗せて運ぶ形が「巽」。
つまり、四緑木星の人は、異なる性質の人たちをまとめて運ぶ、そんな役割があるということ。
まとめる力があり、協調させていく力があります。
巽については下記について詳しく解説しています
易で読み解く五黄土星の性質
易の世界に「五黄土星」は存在しません。
五黄土星は生と死を扱う星。
自然界の森羅万象を説く易の世界では生死の概念がないのです。
五黄土星の人物を易を使って読む場合には、女性は二黒土星、男性は八白土星に置き換えて読むようにして下さい。
易で読み解く六白金星の性質
易では、五黄土星に対応する八卦がありません。
ですので、五黄土星は、女性を坤、男性を艮で見ることになります。
六白金星は、八卦では「乾」に対応します。
乾は、第一爻から第三爻まで、全てが陽となります。
全てが陽だから、とても男性的で強いパワーを持っているのが六白金星。
第一爻が陽なので行動力、実行力があります。
第二爻が陽なので、決心決意が強く、自分をしっかり持っています。
第三爻も陽なので、頭の回転が早く効率重視となります。
乾の易や六白金星の気質については、下記動画でも詳しく紹介しています。
易で読み解く七赤金星の性質
七赤金星は、「兌」(だ)という易で表すことができます。
兌は、第三爻だけが陰という形になります。
全て陽の六白金星の気と比べ、最後の第三爻だけが陰だから、「最後で抜ける」という気が出ます。
なので、七赤金星の星を持っている人は、「あとちょっと!」というところで気が抜けてしまって辞めてしまったり、最後の最後でミスするとか、そんな傾向があったりします。
そこが愛嬌に繋がっていく訳なんです。
年を取ってもどこか可愛げがあるのが七赤金星の星です。
兌の易や七赤金星の性質について、詳しくは下記動画でも解説しています。
易で読み解く八白土星の性質
八白土星の星は、「艮」(ごん)という易に対応します。
艮の易の特徴は、第三爻の1番上だけが陽という形です。
これは、三碧木星の「雷」の易をひっくり返した形ですね。
三碧木星は、第一爻だけが陽で行動が主体の星でした。
それに比べ、八白土星は頭や頭脳を表す第一爻だけが陽なので、しっかり考えてから行動する、という気が出ます。
やや頭でっかちになりやすい傾向があるとも言えます。
よくよく検討し、吟味してから決めるので判断力がありますが、実行に移すのには迷いが生じ易かったり、慎重になり過ぎてなかなか動けなかったりします。
この易の形は、山に見立てることができますが、艮は、自然物に例えると「山」の気を持っています。
山ですから、動じない、動かない、落ち着いている、存在感がある、などの特徴があります。
艮の易や八白土星について、詳しくは下記動画にて解説しています。
易で読み解く九紫火星の性質
九紫火星の易は、「離」(り)という易に対応します。
「離」は、「坎」と対照的で、坎が中央だけが陽で周囲が陰だったのに対し、
「離」は中央だけが陰で周囲の外側が陽となります。
外側が陽で内側が陰、というのが九紫火星の「離」の八卦となります。
外側が陽ですので、九紫火星の人は、外から見るととても立派で強そうに見えます。
外見も綺麗だったり、輝いている、雰囲気が良かったり、目立つという特徴が出ます。
しかし、真ん中の主体となる部分が陰なので、心は意外とグズグズしていたり、愚痴っぽかったりすることがあります。
真ん中の陰をネガティブではなく、優しさや柔らかさに変えることが課題とも言えるかもしれません。
「離」の易は、真ん中の陰が2つの陽を切り離している形となっています。
なので、「離れる」という気が出ます。
別れと出会いが多くなりやすいのが九紫火星の特徴でもあります。
離の易や九紫火星の性質について、詳しくは下記動画で解説しています。
ということで以上、今回は八卦と九星の関連性や、九星の特徴について易を見ながら解説をしていきました。
八卦は、たった3本のバーだけで表現されるものですが、とても奥深くて、向き合っているといろいろ気付きがあるので面白いな〜と思います。
参考にしてみてください。
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